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プロペシアを7年前から処方している専門医に、頭髪専門外来での治療や、プロペシアに関する見解を伺いました。
AGA(男性型脱毛症)の治療は、脱毛を予防し、発毛させ、不安を取り除くという3つの要素からなります。
発毛のためには頭皮の血流をよくし、毛乳頭を刺激するかあるいは直接毛母細胞を活性化して細胞分裂を早めることが有効とされます。一方、発毛のみではなく脱毛を予防、脱毛量を減少させるための投薬も必要になります。実際にプロペシアを3ヶ月〜6ヶ月投与すると、脱毛量の減少と軟毛の成長が見られます。ところが、プロペシアもすべてのAGA患者に有効ではありません。
プロペシアがより有効に作用する条件は、男性ホルモンに対して比較的敏感に反応して男性型脱毛症が発症している場合に限られる傾向があります。すなわち、男性ホルモンに対して感受性が高ければ5αジヒドロテストステロン(5αDHT)に敏感に反応するため男性型脱毛症が起きやすく、感受性が低ければ男性型脱毛症が起きにくいといえます。したがって、5αリダクターゼTypeIIを抑制するフィナステリドも、男性ホルモンに対して感受性が高い場合に、より有効ということになります。
男性ホルモンに対する感受性は、「アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査」をすることによって調べることが可能です。AGA(男性型脱毛症)にプロペシア投与の適応を決定するために、この「アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査」は非常に有用です。
医療法人 脇坂ナカツクリニック 院長 脇坂長興
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