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現代社会では、薄毛、脱毛の進行した状態は、それ自体があたかも悪であるようにいわれることが多い。確かに人間の体は、手のひらや足の裏を除いては表皮全体を毛が覆っていて、とくに髪の毛にいたっては、顔全体のみならず、時にはその人全体のイメージを左右してしまう重要な要素であり、髪は顔の額縁という表現はまさに的を射ています。しかし人間が老化という現象を受け入れる限り、いつまでも髪の毛がフサフサという状態を保つことは困難で、加齢による髪の毛量の減少を甘受しても、それ以上の髪の減少は受け入れ難いのも確かです。年齢相応の髪なら妥協するが、ほかの人と比べて明らかに自分だけが髪が少なくなるのは何とか阻止したい、と考えるのはおかしな話ではありません。
薄毛・脱毛は「脱毛症」と呼ばれ、ようやく医療の対象になってきましたが、脱毛症は命にかかわる病気ではないためやや軽視される傾向があり、一方で脱毛症の人にとって、肉体的苦痛はなくとも、精神的苦痛は計り知れないくらい大きいものであることも少なくない筈です。
AGA(男性型脱毛症)は生命にかかわる疾患ではないですが、患者さんにとっては時に日常生活、社会生活を驚かすほど重要な意味を持つ容姿の変化の場合も少なくありません。
脱毛の原因はさまざまですが、自己判断はせずに医療機関に相談することが解決への近道です。
意外と自分の思っているほどの深刻な状態ではなく、ライフスタイルを見直すだけで改善される場合もあります。 |